JICA高専オープンイノベーションチャレンジ2026プレゼン審査会を開催しました

6月13日(土曜)に、長岡技術科学大学がJICA(国際協力機構)と共催するアフリカ開発課題解決のためのソーシャルインパクト形成・起業指向型ハッカソン「高専オープンイノベーション(KOI)チャレンジ2026」の最終選考会となるピッチコンテストを、本学リージョナルGXイノベーション共創センターで開催しました。全国から書類審査を通過した8高専9チーム、50名を超える高専生らが参加し、英語によるプレゼンテーションに挑戦しました。その結果、マラウイ課題は福島工業高等専門学校が、マダガスカル課題は八戸工業高等専門学校がそれぞれ最優秀チームとして選ばれました。

今年度のテーマ「マダガスカル:捨てられているバイオマス・水資源を、価値に変える」と「マラウイ:雨音を止めろ。授業を守れ。」に対し、福島高専は植物を屋根に這わせることで雨音を低減するアイデアを提案。また、八戸高専は廃棄されるもみ殻からバイオ炭を製造し、あわせてアルコール製品を生産する循環型経済モデルを提案し、それぞれ産官学の各フィールドの審査員から高く評価されました。今後、両チームは現地のJICA事務所や連携機関からのフィードバックなどを得ながらプロトタイプを製作し、マダガスカル及びマラウイでの現地実証実験に臨みます。

また、「特別賞」として、コミュニケーション賞、アイデア賞、マネージメント賞、アイデア貢献賞も発表され、それぞれ以下のように受賞校が決まりました。

  • マダガスカルKOI賞
    八戸工業高等専門学校(マダガスカル)「One Grain, Zero Waste: Healing Madagascar's Land Through Rice-Based Charcoal & Craft Alcohol Circular Economy」(現地派遣)
  • マラウイKOI賞
    福島工業高等専門学校(マラウイ)「Development of a Plant-Based Rain Noise Reduction System for Corrugated Metal Roofs to Improve Learning Environments in Malawi.」(現地派遣)
  • コミュニケーション賞
    茨城工業高等専門学校(マダガスカル)「Regional Circular System Built Around KOI TAN」
  • アイデア賞
    鹿児島工業高等専門学校(マダガスカル)「Madagascare -From Waste to Sea and Soil-」
  • マネージメント賞
    明石工業高等専門学校(マラウイ)「雨と共にある調和-雨季と共存する地域循環型システムの提案-」
  • アイデア貢献賞
    大分工業高等専門学校(マダガスカル)「Safe Water from Local Resources~Developing Affordable Filtration Systems for Madagascar ~」

【高専オープンイノベーションチャレンジ(KOI)について】
KOIは、高専生の持つ柔軟な発想と高い技術力を活かして、アフリカの開発課題に挑むハッカソンです。国際協力と持続可能な開発目標(SDGs)に対する高専生の理解と関心を深めるとともに、課題に対し革新的な解決策とサステナブルなトランスフォーメーションを模索することを目的としています。一昨年度からは長岡技術科学大学が事務局を務めて全国の高専から課題解決案を募り、ピッチコンテストで選抜されたチームがプロトタイプ製作と現地実証実験を行っています。昨年度は、アフリカ開発会議(TICAD9)のサイドイベントとして、「高専オープンイノベーションチャレンジ・未来を創る共創力-アフリカ×日本・10代からの開発課題解決-」を開催しました。

  • 長岡技術科学大学の鎌土重晴学長による開会の挨拶
  • 発表の様子
  • マダガスカルKOI賞を受賞した八戸工業高等専門学校チーム
  • マラウイKOI賞を受賞した福島工業高等専門学校チーム
  • JICA中村俊之理事長特別補佐長による閉会の挨拶
  • 八戸高専マダガスカルチーム(中列左)、福島高専マラウイチーム(中列中央)とピッチコンテストの参加者ら